映画『ゴジラ-1.0』主演・神木隆之介  “鏡の中の自分を責める”ストイックすぎる役作り

【ZIP!×entax】
日本テレビ系 朝の情報番組『ZIP!』の地上波未公開シーンをお届けするコラボ記事『ZIP!×entax』。今回は大ヒット中の映画『ゴジラ-1.0』で主演を務める俳優・神木隆之介のインタビューから、ストイックすぎる役作りのエピソードをピックアップ。さらに『ZIP!』の金曜パーソナリティー時代には徹夜明けで番組に出演していたという、今だから話せる当時の思い出も語ってくれた。

◆“自分を責める”役作りに試行錯誤

終戦直後の東京を舞台に、生き残ったことの罪悪感に苦しむ元・特攻隊員という難しい役どころに挑戦した神木隆之介。戦後という歴史的な時代背景と、ゴジラというフィクションの存在の組み合わせから、未体験なことも多く役作りでは相当頭を悩ませたようだ。

神木は自身が演じる主人公・敷島幸一浩一について「結構、自分のことを責める役なんですよね。その罪悪感とか、自分は本当に生きていて良いのだろうかというような責め方をする男なんです」と語る。そこで敷島と同じように自身を追い詰めていくために、鏡の中の自分に向かって話しかけてみたという。

目を合わせて「なんで生きてんだ?本当に生きてていいのか?」と、話しかけていると徐々に怖くなってきたそうだ。「えっ、同じ人?みたいな、別の世界にいる、何か向き合った人って感覚になっていました。鏡って怖っ!と、思いましたけど」と、試行錯誤の様子を明かした。

一方で、迫り来る大怪獣をイメージするため、ゴジラをテーマにした遊園地のアトラクションを体験すると「めちゃくちゃ参考になった、普通に楽しんじゃった(笑)」とのこと。出来ることや負担に感じることなど、合う・合わないをうまく取捨選択しながら役作りをしていったそうだ。

鏡との会話を再現する神木

◆徹夜明けでハイテンション! 『ZIP!』金曜パーソナリティーの思い出

2019年に月替わりの番組パーソナリティーを務めていた神木は、いわゆるZIP!ファミリー。「とにかく失言をしないように気をつけました、本当にもう(事故がなかったのは)奇跡ですよ」と、当時のことを振り返る。印象的な思い出を聞いてみると、徹夜でゲームをしてそのまま翌日の生放送に臨んだという驚きのエピソードを明かした。

「寝たら起きられないと思って、ゲームやってそのまま行ってましたよ。2回目か3回目かの時に、おはようございます!って言ったら、(桝太一アナに)『なんか神木さん元気いいですね』って言われたことがあって、その時は徹夜でどうしても倒したかったモンスターを8時間くらいかけて倒した後なんですよ(笑)」

その日は徹夜明けとゲームの高揚感で朝からハイテンションだったという神木。番組出演をこなしつつ、頭の中では『ZIP!』ではなく、ゲームのテーマソングがずっと流れていたそうだ。

ZIP!の思い出を語る神木と聞き手の林田美学アナ

写真提供:(C)日テレ

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