藤井聡太八冠の王将戦関連イベント参加受け付け開始 開催地の大田原市が1日から 定員大幅増で市民枠も

藤井聡太八冠

 【大田原】黒羽向町のホテル花月で来年1月7、8日に開かれる将棋の第73期王将戦7番勝負第1局で、市は1日、関連イベントの参加受け付けを始める。より多くの将棋ファンが楽しめるように、前夜祭は本町1丁目の那須野が原ハーモニーホールに変更して定員を大幅に増やしたほか、各イベントに初めて「大田原市民枠」を設けた。

 今期王将戦は藤井聡太(ふじいそうた)王将(21)=竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・棋聖との八冠=に、挑戦者決定リーグ戦を5勝1敗で勝ち上がった菅井竜也(すがいたつや)八段(31)が挑戦する。

 市内での王将戦開催は第55期(2006年)から19期連続。第1局が行われるのは第57期(08年)以来16年ぶりとなる。

 前夜祭は1月6日午後6時から同ホールで行う。対局者の歓迎セレモニーや抽選会などを開く。定員700人(うち市民枠100人)。参加費2千円。

 対局会場となる同ホテルでは、同7日午前9時から初手見学会を開催。市内在住で将棋を指せる小中学生が対象で、対局場で5分ほど観戦した後、プロ棋士との多面指し対局を楽しめる。定員10人。参加費無料。

 同8日は大盤解説会を開催。午前10時から対局終了まで、モニターテレビによる中継やプロ棋士による解説が行われる。定員100人(うち市民枠20人)。参加費は昼食付きで4千円。

 希望者は今月10日までに市ホームページから申し込む。いずれも応募者多数の場合は抽選。(問)市文化振興課0287.23.3129。

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