【MLB】元日ハム右腕ニック・マルティネス レッズと2年契約に合意

写真:レッズと2年契約に合意したニック・マルティネス

パドレスからFAとなっていたニック・マルティネスがレッズと2年2600万ドルの契約に合意した。11月30日、『ESPN』のジェフ・パッサン記者が自身のX(旧Twitter)で報じた。1年目終了後に契約破棄できるオプトアウト条項も付帯しているとのこと。

マルティネスは2014年にレンジャーズでメジャーデビューしたが、2017年オフにノンテンダーFAとなり2018年シーズンからは日本ハムでプレー。ソフトバンクに移籍した2021年には防御率1.60という活躍をみせ、2022年シーズン開幕前にパドレスと1年契約でMLBに復帰。

パドレスでは先発とリリーフ両方をこなしながら、2シーズン通算で防御率3.45と優秀な成績を残していた。今オフのマルティネスは来季800万ドルの選手オプションを破棄したことでFAとなっており、レッズからより高額な2年2600万ドルという契約を得ることに成功した形だ。

レッズは2022年にシーズン100敗を喫するなど再建期のチームだったが、今季は次々に昇格させた若手選手らの活躍により勝率5割超えにまで復帰。ポストシーズン進出は逃したが、6月には12連勝するなど今季最大のサプライズチームとなった。

今オフのレッズはポストシーズン進出に向けてのチームづくりをすると思われるが、特に先発投手陣の強化が急務。マルティネスはパドレスではフルタイムの先発投手の役割を与えられなかったが、レッズでは先発ローテーションの一角として活躍することが期待される。

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