怒涛の加速はまるでドラッグレーサー・XV1900CUレイダー【バイク買取調査隊】

XV1900CUレイダーの車種プロフィール

北米で「レイダー」という名称で販売されたXV1900CUは、ヤマハのクルーザーモデルであるスターシリーズのフラッグシップに位置するモデルだ。オーセンティックなスタイルのXV1900Aミッドナイトスターに対し、XV1900CU(レイダー)は、寝かされたフロントフォークやロー&ロングのスタイリングが示すように、いわゆる「チョッパー」だった。海外専用モデルという扱いではあったが、ヤマハの海外向けモデルを輸入するプレストコーポレーションによって、2008年から2017年モデルまで販売された(インプレッション車両は2014年モデル)。
[(https://www.bikebros.co.jp/catalog/7/1_13/)

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車両の特徴

海外向けモデルということで、国内モデルにはない豪華な造りになっており、ノーマルの状態でもまるでカスタムクルーザーのような美しさを持つ。

樹脂パーツはヘッドライトのケースとエアクリーナーカバー、インジェクションカバーくらいで、それ以外はアルミもしくは鉄でできているため各部の質感が極めて高い。

フレームは、XV1900Aと共通部分もありながら、ヘッドパイプやエンジン懸架部は新設計。
駆動方式はベルトドライブで、ミッションは5段変速となっている。

2013年モデルから、ギヤチェンジをサポートするアシスト&スリッパークラッチが採用され、レバー操作が軽くなるとともに安心感も高められた。

エンジン

排気量1,854ccのV型2気筒。
空冷であるが、実際にはシリンダーヘッドにオイルラインを通すなどの油冷構造も採用していた。

この仕様はXV1900Aと同様ながら、インジェクションチューニングや吸排気効率の向上などによって、出力・トルクがXV1900Aより高められている。

足回り

フロントは、インナーチューブ径40mm以上の極太正立フォークを採用。
リヤはアルミダイキャスト製スイングアームとなっている。
ほかにもアルミ製パーツが多用されており、軽さとスポーティさを追求したヤマハらしい足回りに仕上げられている。

ホイールはフロントが21インチ。
リヤが18インチでタイヤ幅は210mmという極太サイズとなっており、デザイン上の強烈なアクセントとなっている。

ブレーキはフロントが298mmのダブルディスク、リヤが310mmのシングルディスク。
ホイールベースはなんと1800mmもあり、強烈な直進安定性を実現している。

走り

走りにおける最大の特長はなんといってもトルクの太さ。
167.2N・mもの最大トルクをわずか2,500rpmという低回転域で発生し、豪快にアクセルと開けると後ろから蹴飛ばされたような鋭い加速を味わうことができる。

エンジンから伝わる振動はまろやかで角が落ちている印象。

車体重量は330kgを超えるが、ハンドリングは非常にナチュラル。
ハンドルが切れ込む癖はほとんどなく、市街地走行においても自然にコーナリングを楽しめ、またワインディングでもスポーティに走らせられる。

乗り心地はクルーザーらしく非常に良好。
リヤサスペンションユニットがほぼ水平に寝かされた状態でちょうどシートの真下、つまり地面に最も近い部分にセットされている。
これにより、ショックのストローク量は少ないものの、うまく衝撃を吸収している。
また、座面が広くて程よい硬さのシートのおかげでロングランも快適だ。

ドラッグレーサーを思わせるようなスリリングな加速、そして低速域から高速域まで破綻のないハンドリング、ノーマル仕様とは思えないカスタムテイストあふれる外観。
これらを高い次元で実現した、非常に完成度の高いクルーザーモデルだといえる。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります。

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