万博開幕まで500日、課題山積 機運醸成狙うも依然低調

JR大阪駅のビルに施された、2025年大阪・関西万博の巨大ラッピング=30日夕

 2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は30日、開幕まで500日となったのに合わせ、前売り入場券を発売した。専用サイトで購入できる。会場整備費の膨張や海外パビリオンの建設遅れなど課題は山積み。協会は東京、名古屋、大阪で販売促進のイベントを開き周知を図ったが、依然として盛り上がりに欠けている。

 岸田文雄首相は都内で実施した催しにビデオメッセージを寄せ「内向きとなりがちなこの時代に、直接対面で万博に参加し交流を深めてほしい。自治体などと連携し、政府一丸となって準備、機運醸成を進める」と述べた。その後、タレントらが実演を交え、チケットの購入方法などを分かりやすく伝えた。

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