信号機のない横断歩道で止まらない!? 去年1年間で3人死亡 広島

「48.5%」この数字は信号機のない横断歩道で歩行者が渡ろうとしているとき一時停止する県内の車の割合をJAFが調査した結果です。車を運転するとき皆さん横断歩道で止まっていますか?

広島市中心部、交通量の多い道路です。ルールを守る車がある一方で歩行者が横断歩道の前で待っていても一時停止せず通過していく車は取材した3時間で10台以上にのぼりました。

歩行者「渡るの怖い」「危ないので私(歩行者)の方が停まる」「子どもと一緒に渡る時は止まってくれたらすごくありがたい」

道路交通法では横断しようとする歩行者がいる場合は一時停止して歩行者の通行を妨げてはならないと定められています。定められています。違反すると3カ月以下の懲役または5万円以下の罰金に科される可能性があります。「マナー」の問題ではなく「法律違反」。

県内では去年1年間で信号機のない横断歩道での事故が71件起きていて3人が亡くなっています。

県警交通企画課 泉 新作警視「まだまだ啓発や交通安全教育、横断歩行者妨害の取り締まりをやっていかなければならない」

JAFによりますと2018年には全国ワースト2位の1%…ほぼ止まらなかった広島県民。大きく改善されたもののまだ半分以上の人が一時停止できていないという結果が。

県警交通企画課 泉 新作警視「横断歩道は歩行者優先という意識を持ってもらって、横断している歩行者がいれば道をゆずってあげるということを心がけてほしい」

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