スズメバチに刺され9人が病院で治療 公園を管理する市が過失認め治療費など賠償へ【愛媛】

今年8月、愛媛県宇和島市の市が管理する公園で、スズメバチに刺され複数のけが人が出たとして、市では治療費などおよそ8万7千円を支払うため専決処分を行なったと発表しました。


宇和島市によりますと今年8月20日午前11時頃市内和霊町の丸山公園で開かれていた高校生の弓道大会で、見学をしていた高校生や保護者あわせて10人がスズメバチに頭や手を刺されました。

救急搬送はなかったもののこのうち9人が病院で治療を受けました。

この弓道場の隣にあったイチョウの木の内部にハチの巣があったことから市はハチを駆除した上で木を伐採したということです。

公園を管理する宇和島市は、過失を認めケガをした9人の治療費や慰謝料などを賠償することとし、8万7千398円を補正予算に計上して専決処分し12月の市議会に報告されます。

丸山公園は、標高およそ80メートルの山に造成された総合運動施設で、宇和島市では公園の見回りを増やすなどして管理体制を強化しています。

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