鎌倉・鶴岡八幡宮で破魔矢作りがピーク 新年迎える準備着々

破魔矢を丁寧に仕上げる巫女ら=30日、鎌倉市雪ノ下の鶴岡八幡宮

 鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市雪ノ下)で正月の縁起物「破魔矢」作りが最盛期を迎え、新年を迎える準備が着々と進んでいる。神職や巫女(みこ)が矢の先端に鏑(かぶら)を付け、和紙を巻き、鈴を結んで一本ずつ丁寧に仕上げている。

 破魔矢は、平安時代の武士・源頼義が「前九年の役」を平定した際、京都の石清水八幡宮から授かった弓矢を奉納したことにちなむ。

 長さが94センチのものは2千円、60センチは千円で、12月1日から計12万5千本用意される。

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