「フィッシュガール」が海外でショータイム!! 女子高生が巧みに捌き地元のマグロをPR【愛媛】

愛媛県の宇和島水産高校の生徒が今月、台湾とアメリカでマグロの解体ショーを披露し県内産の養殖マグロをPRしました。


現地時間の今月18日にアメリカ・フロリダ州で開かれた日本食のイベント。
マグロの解体ショーを披露しているのは、宇和島水産高校水産食品科の「フィッシュガール」。

司会は1年生の出水花音さん、マグロをさばくのは2年生の山下羅衣さんです。
バイヤーを前におよそ60キロの宇和島産養殖クロマグロを巧みに捌き、喝采を受けました。

また今月11日と12日には台湾の高雄市にあるデパートを訪問。
客の前で愛南町産のマグロをさばき、用意したおよそ100キロが完売したそうです。

フィッシュガールの海外遠征は、コロナ禍で中止されていましたが今年9月に再開。
今は、福島第一原発の処理水放出をめぐり、中国による日本産水産物の輸入禁止措置が続く中、販路の開拓を目指す地元の水産会社や漁協の活動に協力しています。

(宇和島水産高校 鈴木康夫教諭)
「日本の水産業であったり、この地域であったりを背負っていくような人材が育てば」

(宇和島水産高校2年 山下羅衣さん)
「地元で育てられたマグロが、色々な人に食べてもらえて、美味しいといってもらえてよかった」

来年は関東や北陸でもショーが予定されているというフィッシュガール。
愛媛の水産物をPRする高校生たちは活動の幅を更に広げているようです。

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