茨城県は30日、県西県民センターで障害児を養育する保護者に支給される「特別児童扶養手当」の事務手続きに不手際があり、75人分の支給が20日間遅れたと発表した。同日、遅延利息を合わせて振り込んだ。
県障害福祉課によると、支給が遅れたのは8~11月の計4カ月分の「定時払い」。振り込み期日は11月10日で総額約1245万円。同センターが国に支給を求める手続きを行い、国から各口座に入金される仕組みだが、職員が手続き期限までに処理しなかった。
支給が遅れた75人は、いずれも受給資格が7月末で満了。職員は資格更新手続きや他の事務作業に追われていたほか、12月の支給で対応しても問題ないと誤認していたという。
保護者から同センターに「入金されていない」との指摘が複数寄せられ発覚。12月11日の国の振り込みを待たず、県が30日に入金した。