横浜・山中竹春市長 ボーナス増額分は「受け取るべきでない」 返納や還元を検討

山中竹春市長(資料写真)

 山中竹春横浜市長は30日の市会本会議で、市職員の給与と特別給(ボーナス)を引き上げる条例改正案を巡り、物価高などの情勢を踏まえ、自身のボーナス増額分19万1880円について「受け取るべきではない」との考えを示し、「関係法令を順守しながら返納や還元の方法を検討したい」と述べた。

 市人事委員会は10月、民間企業との給与差を縮めるためとして、行政職員の平均年収を10万5千円増の637万円に引き上げるよう勧告した。引き上げ幅は2009年以降で最大。市は勧告に基づき、30日開会の市会第4回定例会に給与条例の改正案を提出した。

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