やっていない…東武線の駅職員を逮捕、200万円超を盗んだ疑い 駅の金庫から知らぬ間に 現金管理する警備会社、異変に気付く 勤務シフトなど照らし合わせ職員が浮上…その後、理由不明の不起訴に

男性を不起訴 草加駅で窃盗疑い

 駅の事務室の金庫から現金を盗んだとして逮捕された東武伊勢崎線草加駅に勤務する男性(49)=栃木県足利市=について、さいたま地検は22日、不起訴処分とした。処分理由は明らかにしていない。

 男性は今年4月、勤務していた草加駅の事務室内にある金庫から現金218万円を盗んだとして、9月20日に埼玉県警草加署に窃盗容疑で逮捕されていた。

■異変に気付いた警備会社、駅長に報告(以下、初報記事)

 草加署は9月20日、窃盗の疑いで、栃木県足利市、東武伊勢崎線草加駅に勤務する男(49)を逮捕した。

 逮捕容疑は4月22日午前8時50分ごろ~午後3時ごろの間、勤務していた草加駅の事務室内にある金庫から現金218万円を盗んだ疑い。

 同署によると同日、現金管理を業務委託する警備会社から草加駅長に「伝票と現金の額が合わない」と連絡があり、同26日に草加駅長が同署へ被害相談。その日の勤務シフトや現金管理従事者を照らし合わせる中で、関与が浮上した。「やっていない」と否認しているという。

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