板橋県議、在職50年で永年在職功労者表彰 全国7人目 旧統一教会との関係などで逆風の中今春14選

在職50年の表彰状を受け取った板橋氏(中央)=30日午前、県議会本会議場

 栃木県議会は30日、在職50年を迎えたとちぎ自民党議員会の板橋一好(いたばしかずよし)氏(83)=小山市・野木町選挙区、14期=を、永年在職功労者として表彰した。県議会で在職50年表彰は初めて。板橋氏は10月、全国都道府県議会議長会からも在職50年の自治功労者として表彰されていた。同議長会によると、都道府県議の在職50年表彰は全国7人目。

 板橋氏は小山市出身で、1971年の県議選で初当選した。88年に辞職後、91年に県議に復帰。以降は当選を重ね、県議会や自民県連の要職を歴任してきた。

 表彰式後、板橋氏は「日々の積み重ねで気付いたら50年になっていた。支持者や仲間の議員のおかげ」と話した。

 当選14回は、岐阜県議の猫田孝(ねこたたかし)氏(83)と並んで都道府県議の最多選タイ。今年4月の県議選では世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体代表を務めていたことなどが逆風となったが、次点候補者と約300票差で当選した。

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