ガザから解放のタイ人人質帰国 出稼ぎ労働者ら17人

帰国した空港からバスに乗り、手を振るマッターワンリーさん=30日、バンコク近郊(共同)

 【バンコク共同】イスラム組織ハマスの人質になり、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとハマスとの戦闘休止に合わせて解放されたタイ人の男女17人が30日、タイの首都バンコク近郊のスワンナプーム国際空港に到着した。17人は出稼ぎ労働者で、ガザ周辺の農場などで働いていた。イスラエルとハマスの人質解放の合意とは別枠で24日以降に解放された。

 空港で記者団の取材に応じた労働者のマッターワンリーさんは「助けてくれてありがとう」と涙を流した。タイ政府によると、17人は健康状態に大きな問題はない。イスラエルから共に帰国したバーンプリー外相は「残る人質の解放にも全力をあげる」と述べた。

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