業務用タブレット端末など6台横領、同僚や知人に売却 市職員を懲戒免職 滋賀・近江八幡

近江八幡市役所

 滋賀県近江八幡市は11月30日、市立総合医療センターの業務用タブレット端末などを横領し、同僚や知人に売却、贈与するなどしたとして総合政策部の課長補佐級の50代男性職員を懲戒免職処分にしたと発表した。

 近江八幡市によると、職員は2019年4月~22年3月末に同センター情報管理課長補佐として勤務し、タブレット端末5台とノートパソコン1台(購入価格計約53万9千円)を横領したという。

 2022年9月、別の職員が所在不明になっていたタブレット端末1台をこの職員から購入していたことが判明。今年6月、近江八幡署に業務上横領の疑いで職員を告訴し、11月20日に同容疑で書類送検された。職員は「必要以上に購入してしまい、上司の叱責(しっせき)を恐れて正常な判断ができなかった」などと話したという。

 近江八幡市では11月、パワーハラスメントや万引をした職員の懲戒処分が相次ぎ、小西理市長は「職務を誠心誠意遂行し、市政に対する信頼回復に向け全力で取り組んでいく」と謝罪した。

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