神戸・G大阪・湘南合同の応援タオル収益84万円、齊藤未月が全額寄付「日本サッカーが強くなっていく可能性を皆さんと広げていきたい」

貧困などでサッカーをあきらめてしまう子供へのサポートに充てる。

ヴィッセル神戸を運営する楽天ヴィッセル神戸株式会社は11月30日、負傷した齊藤未月をサポートしようと、過去に所属した株式会社湘南ベルマーレ、株式会社ガンバ大阪との3クラブ合同で実施した応援企画「未月とトモニ!」の応援タオルの販売の収益が総額84万7079円に達したと発表した。そのうえで齊藤と日本プロサッカー選手会が協議の上、認定NPO法人「love.fútbol Japan(所在地:神奈川県逗子市、代表理事:加藤遼也)」に全額寄付されることも決まった。

この「love.fútbol Japan」への寄付を通じて、経済的な貧困や社会格差によって、サッカーをしたくてもあきらめてしまいそうな子供たちへの支援を行っていくという。具体的には2024年度の「子どもサッカー新学期応援事業」で、奨励金給付や用具寄贈、齊藤との交流会なども行う。また各クラブとの招待事業なども連携して実施していく予定だ。

齊藤は神戸を通じて、次のようにコメントしている。

「今回このような3クラブ合同で行われた応援企画による収益をクラブと相談して寄付させていただくことにしました。ケガをして自分がサッカーをプレーしている姿を皆さんに見せられないことが一番辛いと感じました。ただ、プレーできるチャンスを与えてくれているのも皆さんの支えのおかげだと思っています。

寄付するにあたり、love.fútbol Japan の方と話をしてプレーするチャンスすら与えられていない子どもたちがいるのも理解しました。日本サッカーが強くなっていくには可能性を広げる必要があり、その可能性を皆さんと広げていきたいと思っています。私だけでなく、関わっていただいた全ての人の想いをのせてこの活動に参加させてもらいます。私自身にこの活動のフィードバックがあった時には皆さんに共有していきたいと思います」

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【「未月とトモニ!」応援企画】
■参加クラブ:湘南ベルマーレ、ガンバ大阪、ヴィッセル神戸
■実施内容:3 クラブ合同での「未月とトモニ!」応援タオルの販売
■販売期間:9月2日(土)~9月16日(土)
■収益総額:847,079 円
■寄付先:認定 NPO 法人 love.fútbol Japan

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