広島県警での実態を伴わないいわゆる「カラ出張」を内部告発した元警察官が、県の「情報公開・個人情報保護審査会」に出席し、県警に情報を開示するよう訴えました。
意見陳述したのは、40代の元巡査部長の男性です。
男性は福山市内の警察署に勤務していた2019年から翌年にかけ、上司の指示で「カラ出張」を6回申請。
旅費などを不正に受け取っていたことを自ら明らかにした後に、退職しました。
しかし、「内部告発が適切に扱われていない」として、その取り扱いについて情報公開請求しましたが、県警は内部告発の有無さえ明らかにしなかったとしています。
男性は、これを不服として県の「審査会」に申し立て、県警に情報を開示させるよう求めました。
■元警察官の男性
「(警察の)自浄機能の強化というものが一切機能していないというふうに思います。なので、本来あるべき姿に戻って欲しい」
県警は「コメントする立場にない」としています。
【2023年11月30日放送】