総工費20億円!THE SEVEN専用の最新鋭スタジオ完成!

グローバルオーディエンスに向けたクオリティの高いコンテンツ製作を目指す株式会社THE SEVENが、高品質な映像が求められる配信プラットフォーム向け作品の制作に対応可能な専用スタジオを、2023年12月1日(金)より、TBS緑山スタジオ(横浜市青葉区)内にオープンした。

THE SEVENは、2022年1月にTBSホールディングスが出資して設立したグローバル市場に向けたコンテンツの企画開発や製作を行う会社で、300億円規模の制作費予算を準備し、世界水準のコンテンツの企画開発・プロデュースをはじめとして、映画、ライブエンターテインメント、ライセンス事業など、IPを核として、海外を視野に入れたビジネス展開を行っている。

TBSホールディングスが所有する8万坪ほど(東京ドーム約5.6個分に相当)の緑山スタジオ内に、既存のテレビ制作スタジオM1~M5に加え、新たに総工費20億円をかけたTHE SEVEN専用のM6スタジオが完成した。
M6スタジオは日本最大級のスタジオ面積300坪、高さ10mで、大規模なセットを組んだ室内撮影が可能となる。また、撮影した映像データを即座に確認できる*DIT(Digital Imaging Technician/インジェスト)ルームを完備し、大きなデータの送信に適した高速の通信インフラを確保。これにより、世界標準の映像品質が求められるグローバル配信プラットフォーム向けの作品の撮影と撮影後の仕上げ作業であるポストプロダクションにも最適な環境となった。

さらに、スタジオに隣接する2万坪ほどの広大なオープンスペースも活用が可能で、『SASUKE』のような大規模セットを構築して、M6スタジオと同時期での撮影や夜間撮影が可能なことも魅力だ。

慢性的なスタジオ不足の日本で、THE SEVENはこの最新鋭のスタジオを持つことで、制作の自由度・確実性を担保した。現在、海外からも共同製作などオファーを複数受けており、増加する作品数に対応していく。

M6スタジオではTHE SEVENがプロデュース、ポスプロスーパーバイズ(仕上げ統括)している大ヒットコンテンツ、Netflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン3(現在制作中)のセット撮影を開始する。

*DIT(Digital Imaging Technician/インジェスト)ルーム:
DITとは、デジタル映像の撮影から編集までの間に関わるデータハンドリングの専門職。撮影前から関わり、撮影現場ではワークフローに沿ってカメラの管理、モニター環境整備、カラーコレクションなども行うことでイメージを共有するなど、各部署の連携と撮影映像のクオリティチェックまで行うよう設計された部屋。撮影後はメディアのバックアップを行い仕上げ作業であるポストプロダクションへ納品する。

■コメント
<THE SEVEN代表取締役社長 菅井龍夫(すがいたつお)>
このたび、待望のTHE SEVEN専用のスタジオが完成いたしました。世界的ヒット作品を手掛けるプロデューサーたちが集まり、高品質なコンテンツ製作の準備も進んでいます。THE SEVENの今後にご期待ください。

<THE SEVENチーフコンテンツオフィサー 森井輝(もりいあきら)>
これまでに発表した作品で世界中の反応を受けて、日本人のコンテンツ制作に対する真面目さや丁寧さが、国を越えて伝わることがわかりました。世界標準のスペックで最新の制作環境に対応したM6スタジオで、これから世界に向けていくつものコンテンツを製作していきます。THE SEVENのプロデュース力やインフラを活用して、日本の監督やスタッフ、キャストの質の高さで、世界中のファンを驚かせていけたらと思っております。

■M6スタジオ概要
所在地:神奈川県横浜市青葉区緑山2100 緑山スタジオ内

■Netflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン3について
麻生羽呂(あそう・はろ)による原作「今際の国のアリス」は、2010年から2016年まで「週刊少年サンデーS」「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載された大ヒットコミックス(全18巻)。2020年から2021年にかけて、新章となる「今際の国のアリスRETRY」(全2巻)が刊行されている。
山﨑賢人&土屋太鳳のW主演、佐藤信介監督の実写版Netflixシリーズのシーズン1は世界70以上、シーズン2は90以上の国と地域でTOP10入り、日本発の作品として視聴時間で最高記録を更新した。
シーズン3はTHE SEVENが制作協力として、森井輝チーフコンテンツオフィサーと高瀬大樹プロデューサー、赤羽智史VFXプロデューサー、石田記理ポストプロダクションスーパーバイザーが制作に参加する。

© 株式会社ジェイプレス社