給食「完食指導」で投薬遅れる 札幌・支援学級の不適切指導 保護者が体罰調査要求

 札幌市東区の市立小学校の特別支援学級で、男性教諭の不適切な指導により児童の不登校が相次いだと保護者が訴えている問題で、男性教諭が医療的ケアが必要な児童について給食を完食させる指導方針を掲げた結果、児童が約2時間半にわたって食事を強いられ、持病の症状確認や投薬が遅れた疑いがあることが30日、分かった。保護者の代理人弁護士は11月29日、「体罰が強く疑われる」として、同校と札幌市教委に文書で調査を求めた。

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