橿原神宮で大絵馬掛け替え 躍動感あふれる2024年の干支「辰」

藤本さんが原画を手掛けた大絵馬=30日、橿原市久米町の橿原神宮

 奈良県橿原市久米町の橿原神宮(久保田昌孝宮司)で30日、外拝殿の大絵馬が来年の干支(えと)の「辰(たつ)」に掛け替えられた。来年11月末まで参拝者を出迎える。

 大絵馬は高さ4.5メートル、幅5.4メートル。2012年から橿原市在住の日本画家・藤本静宏さん(68)が原画を手掛けている。今回で13作目となる。

 絵馬には、霧の中から幽玄のせかいに現れる青色の龍が躍動感たっぷりに描かれている。藤本さんは「幽玄な雰囲気と躍動感を強調しつつ、邪気を払う力強さを表現した」と話した。

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