よみがえれ黒滝温泉、タオル買って応援 奥州「守る会」が販売

黒滝温泉を守る会が販売するオリジナルタオル

 奥州市衣川の南股地区振興会(塚本康雄会長)の会員でつくる「黒滝温泉を守る会」はオリジナルタオルを販売している。温泉をくみ上げる源泉ポンプ故障で休館している同温泉の復活と存続への願いを込めた。

 「よみがえる黒滝温泉タオル」は薄い緑色で、幅33センチ、長さ85センチほど。「黒滝」から着想した黒い竜をメインにデザインし、3行のキャッチコピーを中央に配置することで温泉マークを表現した。竜の胴体には存続を願い市に提出された住民ら1961人分の署名を表す「SIGN 1961 VOICE」が入る。1枚500円で、同市衣川沼野の南股地区センターで販売している。

 同振興会は、2024年度以降の黒滝温泉の指定管理を目指し10月、市に申請書を提出したが、直後に源泉ポンプが故障。守る会がオリジナルグッズ製作を企画し、売り上げの一部を同会や同温泉のサポーターの活動資金に充てる。

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