<レスリング>周南公立大が5季連続優勝を目指す…12月9日(土)~10日(日)に西日本学生秋季リーグ戦

2023年の学生の最後の大会となる西日本学生秋季リーグ戦が12月9日(土)~10日(日)、大阪・堺市金岡公園体育館で予定され、周南公立大が5季連続優勝を目指す。

同リーグの連続優勝記録は、1964年春季~1969年秋季を制した関大の「12季連続」で、2001年秋季~2005年秋季を制した立命館大の「9季連続」が続く。今大会で周南公立大が5連覇を達成すれば3位タイとなり、トップを目指すベースができる。

春季は、決勝の近大戦で昨年の西日本学生新人選手権の優勝選手が次々と勝ち、4連勝してあっさりとチームの優勝を決めた。10月の西日本学生選手権・フリースタイルでは、61kg級の清水目光生、65kg級の小石原央義、70kg級の松田來大が優勝し、グレコローマンでも3階級を制するなどチーム力をキープ。5連覇への準備は万全。

▲春季の決勝で4勝目を挙げ、チームの優勝を決めた権田龍

同大学の守田泰弘監督は「連覇にはこだわらず、初優勝する気持ちで慎始敬終(しんしけいしゅう=最初から最後まで気を抜かず、手抜きせずにやり通すこと)、優勝を狙います。4年生は背中を後輩にしっかり見せてほしい。1~3年生は個人の強化はもちろんのこと、次年度につながるチーム力の向上に期待します」と話した。

3季連続2位だった近大が意地を見せられるか。春季の周南公立大との決勝は、第1試合を微妙な判定の末に落とし、流れを持って行かれたのが敗れた一因。ここを勝っていれば違った結果となった可能性もあり、戦力は劣っていない。

日本文理大、福岡大、立命館大、九州共立大は西日本学生選手権で優勝選手を出しており、それらの選手を中心とした闘いで優勝戦線に浮上したいところ。

二部リーグは、大阪市立大が抜けたが、関西学院大南九州大が復帰し、7大学の総当たり戦で行われる。一部復帰を目指す関大のほか、西日本学生チャンピオンを擁する帝塚山大天理大などが優勝を争いそう。

各リーグの出場大学と大会スケジュールは下記の通り。春季に第1回を実施した女子リーグ戦は、今大会では実施されない。


2023年西日本学生秋季リーグ戦・出場チーム/スケジュール

《一部Aリーグ》周南公立大、立命館大、九州共立大、福岡大
《一部Bリーグ》近大、日本文理大、中京学院大、大体大
《二部リーグ》関大、帝塚山大、同志社大、天理大、桃山学院大、関学大、南九州大

《試合進行表》《一部・二部星取表》

▲今年5月、4季連続で宙を舞った周南公立大・守田泰弘監督

© 公益財団法人日本レスリング協会