沖縄・伊良部島で2人重傷の漁船爆発 原因はスプレー式洗浄剤に電動工具の火花が引火したためだった 国が公表

 沖縄県宮古島市の伊良部島の佐良浜漁港内で7月に係留中の漁船「第七美吉丸」(4.83トン)の機関室で爆発が起きた事故で、運輸安全委員会事務局那覇事務所は30日、スプレー式洗浄剤の可燃性ガスに電動工具の火花が引火した可能性が高いと公表した。

 事故調査報告書によると、乗組員1人がエンジンの修理中にスプレー式洗浄剤を使用。可燃性ガスが充満していることを知らない別の作業員が電動工具を使ったことで火花が引火したとみられる。爆発で2人が重傷を負った。

(資料写真)救急車

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