ヤンキースがソト&山本のダブル獲得を目指す 米記者がリポート

左打ちの外野手が今オフの補強ポイントとなっているヤンキースは、トレードでフアン・ソト(パドレス)の獲得を狙っていることが報じられている。また、ポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指す山本由伸の移籍先の有力候補の1つとも言われている。ヤンキースは投打の大物選手のダブル獲得を実現することができるのか。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、ヤンキースはダブル獲得が可能であると「比較的大きな期待」を抱いているという。

現在25歳のソトはメジャーデビューから6年連続で出塁率4割以上をマークするなど、球界を代表する好打者として活躍を続けてきた。FA前の最終年となる来季は年俸が3000万ドルを超えることが確実視されており、獲得に動くことができるチームは限られている。また、ヘイマン記者は「保有期間が1年だけのレンタル選手に大きな対価を払おうとするチームはほとんどない」とヤンキースがソト獲得を狙ううえで、競争相手がそれほど多くないことを示唆した。

ヤンキースは他球団が興味を持つような若手有望株を多く抱えており、そのなかには当然、今季新人ながらゴールドグラブ賞に輝いたアンソニー・ボルピーや球団2位の有望株であるジェイソン・ドミンゲスも含まれる。ただし、ヘイマン記者によると、ヤンキースがボルピーとドミンゲスをトレードに出す可能性は低いようだ。パドレスが投手の補強を必要としていることを踏まえ、マイケル・キング、クラーク・シュミット、球団5位の有望株であるドリュー・ソープらがトレード要員になるとみられている。

ソトとは対照的に、25歳の山本の獲得を狙うチームは非常に多く、ヤンキースは有力候補に挙げられているとはいえ、他球団との熾烈な争奪戦が予想されている。ヘイマン記者によると、ヤンキースにとって同じニューヨークに本拠地を置くライバルであるメッツを移籍先の最有力候補に挙げる関係者も多いようだ。

今季は「投」でゲリット・コール、「打」でアーロン・ジャッジの孤軍奮闘が目立ったヤンキース。投打の柱を支えるための強力な戦力として、ソトと山本のダブル獲得を実現することができるか注目だ。

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