アストロズがフランバー・バルデスのトレードを検討する可能性も

ゲリット・コール、ジョージ・スプリンガー、カルロス・コレアといったスター選手を失いながらも7年連続で少なくともリーグ優勝決定シリーズまで駒を進めるなど、メジャーを代表する強豪チームとして君臨し続けているアストロズ。しかし、来季終了後にホセ・アルトゥーベとアレックス・ブレグマン、2025年シーズン終了後にはフランバー・バルデスとカイル・タッカーがFAとなるため、誰を残して誰を手放すのか、フロントオフィスは難しい決断を迫られている。

正三塁手ブレグマンにトレードの噂が浮上するなか、アストロズのデイナ・ブラウンGMはFAが迫る4人全員との契約を延長することに自信を見せている。しかし、米メディア「ジ・アスレチック」のチャンドラー・ローム記者は「それは現実に根差したものではない」と述べ、アストロズが4人全員を引き留めるのは難しいとの見解を示した。

それでは、アストロズは今後どのように動いていくのか。ローム記者は「アストロズが実際にトレードを検討している様子はない」と前置きしつつも、先発投手が人員余剰気味になっていることを踏まえ、バルデス(もしくはホセ・ウルキディ)のトレードを検討するのではないかと予想している。

アストロズはジャスティン・バーランダー、バルデス、クリスチャン・ハビアー、ハンター・ブラウン、J・P・フランス、ウルキディと6人の先発要員がおり、故障離脱中のランス・マカラーズJr.とルイス・ガルシアも来季途中には戻ってくる見込みだ。チーム内にブレグマンの代わりが務まる選手は見当たらず、誰か1人をトレードしなければならないのであれば、ブレグマンよりバルデスのほうが現実的だろう。

「もしアストロズがペイロールを削減し、ファーム組織を強化し、なおかつ来季もワールドシリーズ制覇の有力候補であり続けたいのであれば、ブレグマンやタッカーを放出するより、余った先発投手をトレードするほうが理にかなっている」とローム記者。3年連続で2ケタ勝利をマークしている左腕がトレード市場に出てくる可能性もありそうだ。

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