素材生かすスコーンが人気 紅芋・カボチャ・マンゴー 週替わりの味でリピーターを離さず

[胃心地いいね](754)cafe nuis(カフェニュイス) 宮古島市城辺福里652-2

 大きな窓から牧草畑を望むのどかな店内。「cafe nuis(カフェニュイス)」は、市街地から離れた宮古島市城辺福里に、同地区出身の砂川丈見(たける)さん(43)と妻の知子さん(40)が5年前にオープンした。丈見さんは「ゆっくりと自分時間を過ごしてほしい」と話す。

 全粒粉スコーン(2個)、ガトーショコラ、マフィン、チーズケーキ、パウンドケーキ、シフォンケーキ(いずれも450円)は見た目以上にボリュームがある。

 おからを加えてしっとり焼き上げた一番人気のスコーンは「甘さを強くすると素材本来の風味が生きない」(丈見さん)と程よい甘さに仕上げた。スコーンとマフィンは紅芋やカボチャ、マンゴーなど毎週味を変えて飽きさせない。

 オリジナル商品の黒糖コーヒー(ホット450円、アイス550円)は多良間島産黒糖と北海道産牛乳を使い、ほんのり甘い。

 人気のモーニングセットに、今年の夏からフレンチトースト(千円)と、かつお・魚介だしにラフテーが乗るnuisそば(700円)が加わった。ランチにはスパイスポークカレー(1500円)や土~月曜限定の彩デリプレート(2千円)などがあり、各時間帯で違った味を楽しめる。

 月~水曜日は1日20食限定で弁当(550円)も販売しているが、電話予約で売り切れるという。

 丈見さんは「原価がかかってもリピートしてもらいたい」と、消化が良く保存料を使わない食材にこだわり、可能な限り宮古島産を使う。「孫と一緒に3世代がみんなで一緒に満足してもらえるよう、60代以上が喜んで来てくれる味を意識している」。優しい味わいで、島内外のリピーターを離さない。(宮古支局・當山学)=金曜日掲載

 【お店データ】午前7時半~午後4時。木・金曜日定休。14席。駐車場15台。一部を除きテイクアウト可。電話0980(77)2154

黒糖コーヒー(手前)と(左から時計回りに)スコーン、ガトーショコラ、マフィン
夫婦で経営する砂川丈見さん(右)と知子さん=14日、宮古島市城辺福里の「カフェニュイス」
cafe nuis(カフェニュイス)

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