悪質・危険運転撲滅を求め国に意見書提出へ 宇都宮市議会

 30日に開会した12月の宇都宮市議会で、議員から国への「悪質・危険運転の撲滅を求める意見書」が提出され可決されました。

 開会した宇都宮市議会で提出者と賛成者合わせて11人の議員から国への「悪質・危険運転の撲滅を求める意見書」が提出され全会一致で可決されました。

 意見書は今年(2023年)2月、宇都宮市の国道で、時速160キロを超える高速度の乗用車が前を走るオートバイの男性に追突して死亡させた事故を受けたものです。この事故を巡っては車のドライバーが、過失運転致死罪で起訴されていて遺族が「制御が困難な高速度」だとしてより刑の重い危険運転致死罪の適用を求めています。

 意見書では「自動車運転処罰法における危険運転致死傷罪の適用条件の見直し」や「さらなる規制、取り締まりの強化」、「交通事故の加害者とならないための周知啓発の強化」の3点を要望しています。意見書は、30日付で国に提出されました。

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