アミュ長崎新館 開業から10日間で42万人 JR九州社長「想定より多くの来館」

 11月10日に開業したJR長崎駅ビルの商業施設「アミュプラザ長崎新館」(長崎市尾上町)について、JR九州の古宮洋二社長は30日の定例会見で、開業から10日間で42万人が来館したと明らかにした。本館と「長崎街道かもめ市場」と合わせると計97万4千人が来館し、「非常にたくさんのお客さまに来ていただいている」と述べた。
 アミュ新館は新駅ビルの1~4階と5階の一部で、86のテナントが入る。売り上げ目標は公表していないが、古宮社長は来館者数が想定よりも多いとし、目標を上回っているとの認識を示した。その上で「一過性にならないことが大切。地元の方との取り組みを活性化し、長崎が元気になればと思う」と話した。
 西九州新幹線の11月(27日時点)の利用者数は1日平均7800人となり、2023年4月以降、単月では最も多かった。新型コロナウイルス禍前の2018年度同期の在来線特急(諫早-長崎)比で14%増。古宮社長は「開業効果なり、いろんなプラス要素が入ってきているのではないか」とした。

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