京都・南座で顔見世の初日 市川團十郎さんの襲名披露

 古都に年の瀬の訪れを告げる歌舞伎公演「吉例顔見世興行」が1日、京都市東山区の南座で初日を迎えた。市川團十郎白猿さんの襲名披露となる。

 昼と夜の2部構成で、南座によると、初日は昼も夜も「満員御礼」。着物姿のファンらが詰めかけた。

 昼の部の「男伊達花廓」では、團十郎さんと長女の市川ぼたんさんが共演。夜の部には襲名披露の口上も行われる。

 南座によると、顔見世興行は劇場と役者が年間契約していた江戸時代に、役者たちを披露するために始まったとの説がある。

 公演は24日まで。7、13、18日は休演。

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