伝統のそば打ち体験「難しいけど楽しい」 五島・盈進小

そば打ちを体験する児童=五島市立盈進小

 長崎県五島市富江町の市立盈進小(小田伸幸校長、51人)の5、6年生22人が11月30日、校内で地元伝統のそば打ちを体験した。
 校区内はソバの産地。総合学習の一環で毎年、近くの畑に種をまき、収穫している。今年はそば粉20キロができた。
 児童たちは老人会員や保護者に教わりながら、小麦粉を混ぜた生地を木の棒で薄くのばし、包丁で切りそろえ、計約300食分を作った。6年の谷合奏さん(11)は「棒でのばすのは力が必要で難しかったけど楽しかった」と話した。
 児童と住民が交流する恒例行事「えいしんまつり」の一環。そばは保護者らが大釜でゆでて、焼いたサバで取っただしや野菜を入れて住民らと味わった。

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