田辺、新宮管内で警報レベル インフルエンザ流行拡大、和歌山

 和歌山県は1日、11月20~26日の1週間に定点医療機関で報告されたインフルエンザの新規感染者数を発表した。1医療機関当たりの平均患者数は23.33人で、前週(17.88人)から5.45人増加。特に田辺、新宮保健所管内は今シーズン初めて「警報」レベル(1医療機関当たり30人)を超えた。海南は10月30日~11月5日の週に「警報」レベルに達した。

 感染者数は1143人で前週の876人から267人増えた。

 県内49カ所の医療機関から報告を受けた患者数を基にまとめた。

 保健所管内別の1医療機関当たりの平均患者数は、新宮が31.33人で前週(14.67人)から2倍以上に急増。田辺は30.71人(前週17.00人)で1.8倍に増えた。

 その他の保健所管内別の定点患者数は次の通り。

 和歌山市29.60人▽海南28.33人▽岩出19.33人▽橋本19.83人▽湯浅6.75人▽御坊14.33人▽串本0人。

●新型コロナも増加

 一方、新型コロナウイルスの新規感染者数は92人で、前週(74人)から18人増加。1医療機関当たりは1.88人で、前週(1.51人)からわずかに増えている。

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