青森県内初、LINEから証明書申請可能に 平川市

各種証明書の申請ができるようになった平川市LINE公式アカウント

 青森県平川市は30日、無料通信アプリ「LINE(ライン)」の市公式アカウントから住民票など各種証明書の申請ができるサービスを、県内市町村で初めて開始した。市は公式アカウントの登録と証明書申請の活用を呼びかけている。

 市公式アカウント(スマホ支所)は10月に運用を開始。友だち登録すると、防災やイベントなど希望するジャンルの情報を受け取ることができる。また、災害時に緊急情報が送られてくるほか、ごみ分別の仕方の検索、学校給食の献立確認などの機能もある。

 今回、市民の利便性向上を目的にスマホ支所の機能を拡充。住民票の写しや印鑑登録証明書、所得証明書などの申請が可能となった。来庁の必要がなくなり、24時間、365日申請できる。手続きはマイナンバーカードで本人確認し、交付手数料と郵送料をクレジットカードやLINEPayで決済。3開庁日以内に住民登録地に郵送する。

 長尾忠行市長は「自宅などから申請ができる。活用いただきたい。市民ニーズに応えながら、業務の効率化を図り、デジタルトランスフォーメーションを進める」と語った。

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