警察官3名が負傷……レギア・ワルシャワのサポーターがアウェーで再び暴れる

写真:暴動が発生したアストンヴィラの本拠地、ヴィラ・パーク

現地時間11月30日に行われたUEFAヨーロッパカンファレンスリーグのグループステージ第5節アストンヴィラ vs レギア・ワルシャワの試合において、レギア・ワルシャワのサポーターによる暴動が発生した。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

暴動が発生したのは試合前、ヴィラパークの外側でのことだった。ウェスト・ミッドランズ警察によると、レギア・ワルシャワのサポーター集団が警官隊に物を投げつけるなどの事象が発生。これにより、少なくとも3人の警察官が負傷したという。

この暴動を受け、アストンヴィラ側はレギア・ワルシャワサポーターの入場を急遽禁止に。試合はアウェイセクションが空席のまま行われ、2-1でアストンヴィラが勝利を収めた。

レギア・ワルシャワ側はかねてから、アウェー向けチケットの枚数を大幅に制限し、緊張を煽っているとしてアストンヴィラ側を公式に批判していた。

これに対してアストンヴィラ側は、10月に行われたグループステージ第2節AZ vs レギア・ワルシャワ戦において、レギア・ワルシャワのサポーターが入場ゲートに殺到してスチュワードや警官隊に対して暴力行為を働き、警官隊に負傷者が出たことを受け、安全当局の助言によりアウェーチケットの割り当て枚数を1002枚に減らしたことを明らかにしていた。

また、次のような声明も発表し、サポーターをコントロールしようとしないレギア・ワルシャワ側を非難した。

「レギア・ワルシャワに対しては特にこの2日間、ヴィラパークを訪問するアウェーサポーターの安全確保について何度も協力を求めたが、何の回答も得られなかった。チケットを持たないアウェーサポーターがヴィラパークに侵入しようとしていることについて、UEFAやあらゆる関係当局とともに、レギア・ワルシャワに対して繰り返し、懸念を伝えていた」

AZ戦での暴動を受け、UEFAはレギア・ワルシャワに対して罰金などの処分を科したが、今回の蛮行により再度の処分が下される可能性が高そうだ。

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