西村経産相、万博前売券を10万円分購入 予算のコストダウンや徹底管理も約束

西村康稔経済産業大臣は11月30日、東京・虎ノ門ヒルズステーションタワーで開かれた2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)開幕500日前イベントに出席した。西村経産相は、自身の通期パスや家族、親戚の入場チケットを合計10万円分購入したしたことを明らかにし、「もう何回でも行ってやろうと思っている」と話した。予算については、徹底的に無駄遣いがないようにコストダウン、管理することを約束した。

大阪・関西万博は2025年4月13日から10月13日まで、大阪・夢洲で開かれる。同日から前売券の販売が開始された。

西村経産相は、開催に向けて、「コロナを経験して、ウクライナ侵略、中東情勢など命の尊さ、大切さをかみしめながら、テーマである『いのち輝く未来社会のデザイン』をもとに、新しい時代を切り開き、イノベーション、日本の技術や文化を世界に発信していきたい」と話した。

万博の会場で運用が予定されている「空飛ぶクルマ」について言及。「必ず飛びますから」と断言し、日本のイノベーションや技術の高さを披露する場となることを強調した。

拡大するインバウンドに向けては、「今後の金融政策はどうなるか分からない。円安である今のうちに買ってほしい」と早期での購入を促し、上振れを期待した。大阪・関西万博では2820万人の来場者が想定され、そのうち約350万人のインバウンド客が見込まれている。万博開催による経済効果は5・8兆円と試算されている。

このほか、8歳の時に訪れた前回の大阪万博を振り返りながら、「万博を見てから、宇宙などいろいろな想像が掻き立てられた。未来を感じ、希望の持てる、そんな素晴らしい万博にしたい」と語った。

西村経産相

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