今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2023ユーキャン新語・流行語大賞」が1日発表され、年間大賞に38年ぶりの日本シリーズ制覇を果たしたプロ野球阪神の今季スローガン「アレ(A.R.E.)」が選ばれた。
トップテンには野球から「ペッパーミル・パフォーマンス」も入った。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で優勝した日本代表の米大リーグ、カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(26)がこしょうをひくようなしぐさでチームを盛り上げた。
将棋の観戦をインターネット配信などで楽しむファン「観る将」も選ばれた。タイトルを史上初めて独占した藤井聡太八冠(21)の活躍は女性や若年層にファンを広げ、社会現象となった。
新型コロナウイルス禍前の光景が戻ってきた「4年ぶり/声出し応援」や酷暑や自然の異変で「地球沸騰化」も選出。グリム童話「かえるの王様」にちなむ「蛙化現象」はふとしたきっかけで好意を持つ相手への気持ちが冷める様子を表す言葉として拡大した。暗い話題では「闇バイト」も。