こんぴら歌舞伎 松本幸四郎さん・市川染五郎さんら出演で5年ぶり開催へ 香川・琴平町

2024年4月に開かれる「四国こんぴら歌舞伎大芝居」の公演内容や日程が発表されました。

5年ぶりの開催となる今回は、中止となった2020年の公演に出演予定だった松本幸四郎さんが10年ぶりに出演します。

そして中村雀右衛門さん、中村鴈治郎さん、中村亀鶴さんら豪華俳優陣が舞台を飾ります。

このほか、中村壱太郎さん、大谷廣太郎さんといった注目の若手も顔をそろえました。

松本幸四郎さんの長男・市川染五郎さんも出演し、親子共演が叶います。

今回の演目は、喜怒哀楽を強く表現し歌舞伎に馴染みのない人にも分かりやすいといわれる「沼津」「羽衣」「松竹梅湯島掛額」「教草吉原雀」の4つに決まりました。

公演期間は2024年4月5日(金)~21日(日)で、1日2回公演します。これまでは約2週間にわたって毎日公演していましたが、今回は役者やスタッフの「働き方改革」の一環として11日を休演日としています。

1985年に始まった「四国こんぴら歌舞伎大芝居」は、現存する日本最古の芝居小屋「金丸座」を舞台に全国から多くの歌舞伎ファンが訪れる人気イベントでした。しかし、新型コロナ感染拡大や金丸座の耐震改修のため2020年から4年間、中止が続いていました。

記者会見で琴平町の片岡英樹町長は「ようやくこういった形で『皆さんいらっしゃい!』『待ってますよ!』と発表できるのが本当にうれしく思っています。こんぴらさんに多くの方が来ていただくきっかけになればと大いに期待しております」と話しました。

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