駅での暴力 6割以上が“酔っぱらい” 午後10時以降に多発 尻を傘で突いてケガさせる“悪質”事例も「酔った勢いSTOP」

酔っぱらって駅員の尻を傘で突く事例も起きています。コロナ禍からの回復に伴って駅や列車内での暴力行為も増え、鉄道各社が注意喚起を行っています。

日本民営鉄道協会は、名鉄や近鉄など大手私鉄16社に駅や車内での駅員への暴力行為について聞き取り調査を実施。

ことし4月から9月までの半年間で71件の暴力行為があったということです。

コロナ禍の2020年度と2021年度と比較するとおよそ1.3倍に増えていて、午後10時以降が最も暴力行為が起きやすく、加害者の6割以上が酔っぱらった状態だったということです。

中には傘で駅員の尻を突いてケガをさせたり、首を掴んで転倒させるといった事例もあったということで、JR各社を含む91の鉄道事業者は、12月4日から駅構内や列車内に「酔った勢いSTOP」と書かれたポスターを掲示し、安全な環境づくりに努めます。

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