【広島】 広島マリーナホップ営業終了まであと1年 

広島市の西区の商業施設・広島マリーナホップは2024年の12月1日で営業を終えます。

残りの1年、さらなる賑わい創出を目指すとして大規模なイベントなどを予定しています。

2005年当時、中四国最大級のアウトレットモールとしてオープンし多くの人々に親しまれてきたマリーナホップ。

1年後の2024年12月1日に営業を終了、19年の歴史に幕をおろします。

現在の運営会社マリーナホッププロパティでは、残りの1年をもっとも賑わいのある年にするとして、1万円の商品券を8千円で購入できるプレミアム付き商品券の販売を開始しており、夏休みには大規模イベントなどを予定しているということです。

マリーナホッププロパティ・坂根紳也社長

「あと1年となり、残り期間で悔いが無いように広島県民、広島市民にマリーナホップあって良かったねと思ってもらえるような1年にして最後の総仕上げをしていきたい」

広島県がマリーンリゾートなどの用地として埋め立た土地に整備された広島マリーナホップ。

オープンから7年後の2012年、来場者集が減り、苦戦が続く中で運営がマリーナホッププロパティに引き継がれました。

事業を引き継いでからは「大人も楽しめる水族館」をコンセプトにしたマリホ水族館をオープンしたり、ペットと遊べる「ペットモール」化を目指したりするなど業績回復に向け様々な手を打ち出してきました。

土地を所有する広島県は、賃貸借契約が終了する2025年3月以降の活用策を公募し、トムスなどが、提案したEVカート場などを整備する案を採用。現在の施設は解体、撤去される予定です。

親しまれてきた水族館について、マリーナホッププロパティの坂根社長は、「マリナーホップは広島県から土地を借りた事業になっているので、事業終了後に建物をすべて解体して土地を更地にして戻さなければならず、水族館だけ残して引き渡すことができない。残してほしいという声は耳にするので、個人的には残ったらいいなと思うし、当事者の広島県に調整がつくようであれば、次の事業者の契約関係に都合をつけてもらえるなら、私どもとしては、そういった要望に応える準備はある」と話しました。

マリーナホッププロパティ坂根紳也社長は今後のマリーナホップの跡地の利用について

「観光客の行先として、賑わいを維持し、さらに発展していけるような場所になってもらいたい」と話しています。

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