札幌市内をぐるりと巡る!「雪ミク電車2024」が運行スタート

冬を感じ出す季節にお目見えする、北海道を応援するキャラクター「雪ミク」で装飾された札幌市電の運行が始まりました。今回はどのようなデザインになっているのか、ご紹介します!

「雪ミク」と「雪ミク電車」とは?

「雪ミク」は、2010年の『さっぽろ雪まつり』で真っ白な「初音ミク」の雪像が作られたことをきっかけに誕生した、北海道を応援するキャラクター。雪ミクが主役のフェスティバル『SNOW MIKU』の衣装デザインは毎年テーマに沿って一般公募。その衣装を着た「雪ミク」でラッピングされた札幌市電が「雪ミク電車」と呼ばれています。2011年に初運行をし、新たなラッピングで運行するたびに多くのファンから注目を集めています。

今回の車両デザインがこちら!

思わずホッとするデザインに注目!今年のテーマは「ごちそう」

2024年の雪ミク衣装は“北海道の冬をイメージした「ごちそう」”がテーマとなっています。車体には雪ミクのほか、スープカレーやラーメン、ジンギスカンなど、北海道を象徴する食のイラストが散りばめられ、見ているだけでお腹が空きそう!

今回のテーマ“北海道の冬をイメージした「ごちそう」”をイメージした衣装と食

ブルー系のデザインが多い印象の雪ミク電車ですが、今回のデザインはなんとも温かみのある暖色カラーで目を引きます。公募で選ばれたshiroさんの衣装デザインを元に、イラストレーターの裕さんがメインビジュアルを手掛けました。

車内にも雪ミクがいっぱい!

車内には歴代の雪ミク電車を紹介するポスターがずらりと並んでいます。また、初音ミクたちバーチャル・シンガーのポスター、さらに初音ミク、鏡音リン・レンのキャラクターボイスを担当した方々のサインも展示されています。

見上げると歴代の雪ミク電車やバーチャル・シンガーたちのポスターがずらり
横にはサインも展示されています

また期間中は、初音ミクのキャラクターボイスを担当した藤田咲さんの車内アナウンスで運行!まさに、ファンにはたまらない空間です。

試運転には雪ミクも参加
雪ミクが乗っているのを見られた方はラッキー!

「雪ミク電車2024」は2024年3月24日(日)まで運行。主要電停への到着時刻は、札幌市交通事業振興公社のホームページに掲載されていますのでご確認の上、ご利用下さい。また、毎年恒例のフェスティバル『SNOW MIKU 2024』も開催が決定しています。記念すべき15回目となる今回のメインイベントは、2024年2月10日(土)・11日(日・祝)に『ウイングベイ小樽』で行われます。

過去の雪ミク電車を振り返ろう!

ここからは歴代の雪ミク電車の一部をご紹介!みなさんが過去に乗ったことのある見たことのある車両もあるのではないでしょうか。

■2011年:記念すべき初代雪ミク電車

2010年に誕生した雪ミクが、2011年にマフラー、手袋、イヤーマフをまとった姿で市電にラッピング!記念の初代デザインです。

■2014年テーマ:北海道の冬をイメージした「魔法少女」

この年から、今ではおなじみとなった雪ミクのペットキャラクター「ラビット・ユキネ」も登場します。

■2018年テーマ:北海道の雪をイメージした「どうぶつ」

タンチョウをモチーフとした衣装の雪ミク。円山動物園とのコラボも実施していました。

■2021年テーマ:北海道の雪をイメージした「イルミネーション」

キラキラと冬のイルミネーションを彷彿とさせる衣装で登場。この年に初めてウイングベイ小樽で展示イベントが開催されました。

■2023年テーマ:北海道の冬をイメージした「空模様」

2023年の雪ミク電車はグラデーションとふんわりとしたデザインが印象的。3年ぶりに「さっぽろ雪まつり」が大通会場でリアル開催となり、雪ミク雪像の展示も大通公園に戻って、多くの観覧者が訪れました。

今回も運行がスタートした「雪ミク電車2024」、観光や『SNOW MIKU 2024』で札幌を訪れた際にはぜひ乗ってみてくださいね。

「雪ミク電車2024」

■開催日時:11月18日(土)~2024年3月24日(日)おおむね8:00~19:00まで運行
■会場:西4丁目~西15丁目~中央図書館前~すすきの~西4丁目
「雪ミク電車2024」の詳細はこちら

『SNOW MIKU 2024』の詳細はこちら

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ライタープロフィール

雑誌・書籍編集者&ライター 山下 恭平

ラジオ局で番組制作の仕事をしながら、ミニコミ誌の制作や雑誌のライター業を始める。その後、編集者として出版社に入り、タウン情報誌をメインにさまざまな記事を手掛けてきた。好きなことは料理、山登り、川釣り、札幌の石碑。札幌市南区在住で、南区をこよなく愛している。

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