「孤児院運営の役員になれば謝礼渡す」電子マネー購入、1100万円だまし取られる

滋賀県警東近江署

 滋賀県警東近江署は12月1日、滋賀県日野町の派遣社員の男性(67)が架空請求で約1100万円をだまし取られたと発表した。特殊詐欺事件として捜査している。

 同署によると、7月上旬、男性の携帯電話に女性を名乗る人物から「孤児院運営のための役員になってもらえれば謝礼金を渡す」とメールが届き、公認会計士を名乗る人物から「謝礼金を受け取るには手続き費用が必要」などのメッセージを受け取った。

 男性は11月8日までに計136回にわたり電子マネーを購入して券面番号を伝えたり、指定された口座に振り込んだりしたという。

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