男子中学生に“虐待” 30代職員が首に手をかけ押さえつける 8月にも別の職員2人が入所者に暴行 三重県いなば園

ことし8月に入所者への暴行が虐待と認定された三重県の障害者施設でことし11月、新たに中学生に対して虐待があったことが分かりました。

三重県厚生事業団などによりますと、津市の障害者施設「三重県いなば園」で11月14日、30代の男性職員が重度の知的障害のある男子中学生に不適切な対応をした疑いがあると内部通報がありました。

その後、園に設置されているカメラを確認したところ、男性職員が男子中学生に自室への移動を促す際、手首をつかんで引っ張ったり、首に手をかけて押さえつけたりする行為が映っていたということです。

県は11月30日、この行為を「身体的虐待」と認定しました。男子中学生にけがはありませんでした。

(三重県厚生事業団 井戸畑真之理事長)
「信頼される施設作りに危機感を持って取り組んでいく」

この施設では、ことし8月にも別の男性職員2人が入所者に暴行を加え、一部の行為が虐待と認定されていました。

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