「ドラえもん」「仮面ライダー」主題歌生んだ菊池俊輔さんの遺品展示始まる 出身地の青森県弘前市

弘前市立観光館で展示されている菊池さん愛用のピアノと大瀬さん=1日午後

 「ドラえもん」「ドラゴンボール」「仮面ライダー」などの主題歌を手がけた青森県弘前市出身の作曲家・菊池俊輔さん(1931~2021年)の遺品の常設展示が1日、弘前市立観光館で始まった。

 愛用のピアノやレコード盤のほか、レコードなどの売り上げが多い曲に贈られるJASRAC賞(日本音楽著作権協会主催)などの盾が並ぶ。菊池さんの略歴や代表作を紹介するパネルもあり、名曲を数多く生み出した作曲家の功績をしのぶ展示となっている。

 同館を管理する弘前観光コンベンション協会が有志団体「弘前レジェンドを語り継ぐ会」から譲り受けた遺品71点のうち、約半数を展示している。半年ごとに展示内容を入れ替える予定。

 同協会の施設管理課長・大瀬和臣(かずおみ)さん(60)は「親世代にとって懐かしくても、子どもたちにとってはなじみのない曲もある。親子の間で菊池さんの音楽を語り継ぐ機会になってほしい」と説明。「菊池さんの曲は海外でも人気があるので、誘客にもつなげたい」と続けた。

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