退勤打刻を強要 パワハラ繰り返す 前課長ら2人停職 茨城・筑西広域事務組合

茨城県の筑西、結城、桜川の3市で構成する筑西広域市町村圏事務組合(管理者・須藤茂筑西市長)は1日、職場でパワハラを繰り返したなどとして、筑西遊湯館(筑西市)前課長の男性(52)と同組合事務局総務課前係長の男性(41)をそれぞれ停職6カ月の懲戒処分にした。

組合によると、前課長は同館長だった2022年5月から23年6月までの間、勤務中に自宅や美容院に行くなど、計8回にわたり早退や中抜けした。部下に対しては打ち合わせなどとうそを伝え、タイムカードを不正に打刻するよう指示するパワハラを繰り返した。23年度は取引業者に消耗品を架空発注した。以前の職場では女性職員の体を触るセクハラもあった。

前係長は同組合環境センター(同市)主任だった17~21年度、上司を含む複数職員らに対し、机をたたくなど威嚇や暴言などのパワハラを繰り返した。

このほか、部下に暴言を吐くパワハラなどを行ったとして、同センター基幹改良等推進室前課長の男性(53)を減給1カ月(10分の1)とした。

3人はいずれも降格。上司の1人を戒告、同6人を訓告や厳重注意としたという。

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