モウリーニョがチームに対する不満を口にする「軽い気持ちでプレーする選手がいる」

写真:チームに対する不満を漏らしたモウリーニョ監督

現地時間11月30日、ローマはUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第5節でセルヴェットと対戦した。

試合は、ロメル・ルカクのゴールでローマが先制するも、後半にセルヴェットに追いつかれ1-1の引き分けに終わった。この結果、ローマは勝ち点を10に伸ばし、グループステージ突破を決めた。しかしスラヴィア・プラハが勝利し、勝ち点12を獲得しており、ローマは2位での突破が濃厚となっている。

ローマのジョゼ・モウリーニョ監督は『Sky Sports ITALIA』のインタビューに応じた。セルヴェット戦をドローで終えたチームに対する不満を以下のように語った。

「後半の立ち上がりに同点に追いつかれたことは、我々にとってあまりにも頻繁に起きることだ。ハーフタイム中に、我々のロッカールームにカメラがなかったのは残念だ。ホームチームが1点ビハインドで試合を折り返したら、反撃に出るのは予想できる。毎回伝えているのに、またしても私たちは浅はかな態度を示してしまった。そして、自分の力を証明する機会を逃した選手もいた」

「セリエAでは素晴らしい態度で試合に臨む選手がいる。一方ELでは、ベンチにいることに慣れていないような鈍い態度で試合に臨み、試合では改善が見られない。私はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の試合で、150試合指揮をしている。それでもELの試合に対する私のモチベーションは高い。ヨーロッパのカップ戦に出場した経歴がない選手の中には、軽い気持ちでプレーする選手がいる。もちろん、90分間全力を尽くしている選手もいる」

チームに対する不満を明かしたモウリーニョ監督だが、この試合でCBを務めたブライアン・クリスタンテを称賛した。

「残念なことに、我々にはクリスタンテが1人しかいない。彼は並外れた集中力でプレーしており、他の選手たちに素晴らしい模範を示している。レアンドロ・パレーデスも、非常にうまくボールを保持し供給していた。彼はワールドカップの勝者であり、正しい振る舞いをしている」

「ジョゼップ・グアルディオラなら、気に入らない選手がいたら別れを告げて、別の選手と取り替えることができる。しかし、ここではそれはできない。このグループが最大限の力を引き出すために、私は毎日トレーニングで選手と打ち込み続けるだけだ」

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