岡崎署、水分摂取の状況記録せず 愛知県警、運用改善へ

留置場で勾留中の男性が死亡した愛知県警岡崎署

 愛知県警岡崎署の留置場で昨年、勾留中の男性=当時(43)=が死亡した事件で、留置担当者が水分の摂取状況を詳しく記録していなかったことが2日、県警への取材で分かった。男性は高度脱水による急性腎不全で死亡。給水管理が徹底されていなかったとして、今後は記録を残す運用に改める。

 県警によると、署では食事の摂取状況を除き、水分補給は記録していなかった。男性は水分摂取を拒むこともあったが、男性の留置状況に関する記録が担当者間で十分に引き継がれなかったケースもあったという。

 事件では業務上過失致死などの疑いで留置主任官だった男性警部=辞職=らが書類送検されたほか、署長=同=らが懲戒処分を受けた。

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