ふく育ポイントの取得方法解説…手続きはハガキで 子ども1人1500円給付、妊娠中の場合は別途申請必要 

18歳未満の子どもがいる世帯に郵送される「ふく育ポイント」手続き用のハガキ
「ふく育ポイント」手続き用のハガキ。ふくアプリをダウンロードした後、赤枠のQRコードを読み込むとポイントが取得できる
第2子以降を妊娠している場合は赤枠のQRコードを読み取り、別途申請が必要
申請後、送られてくる「ふく育ポイント」手続き用のハガキ

 福井県は、子育て世帯の生活応援へデジタル地域通貨「ふく育ポイント」を発行。子ども1人当たり1500円分が給付される。2023年9月1日時点で18歳未満の子どもがいる県内の世帯には手続き用のハガキが郵送される。現在妊娠中または今年9月以降に第1子が生まれた世帯も対象だが、別途申請が必要になる。ケースに応じて必要な手続きをまとめた。

 ふく育ポイントは、福井県のデジタル決済プラットフォームに採用されたスマホアプリ「ふくアプリ」を通して給付される。子ども1人当たり1500ポイントが給付され、ふくアプリで1ポイント=1円として使うことができる。

 取得期限は2024年2月29日までとなっており、手続き用のハガキが届いたら早めの取得がオススメだ。ポイントの利用期間も取得から6カ月(180日間)となっている。利用できる店舗は「ふく育応援団」に加盟の県内1115店舗(11月1日時点)。

⇒【店舗リスト】ふく育ポイントが使えるお店一覧ふく育ポイントの取得方法

まず「ふくアプリ」をダウンロード

 ふく育ポイント取得には、福井県のデジタル決済プラットフォームに採用されたスマホアプリ「ふくアプリ」が必要になる。スマホのアプリストアからダウンロード後、アプリ内で新規登録を済ませば利用可能になる。

⇒スマホアプリ「ふくアプリ」のダウンロードはこちら⇒【解説】ふくアプリの新規登録方法2023年9月1日時点で18歳未満の子がいる世帯

 2023年9月1日時点で18歳未満の子がいる世帯(同年4月2日~8月31日に18歳になった子も対象)は、12月上旬ごろまでに地元市町から手続き用のハガキが郵送される。届いたハガキに書かれた手順通りに手続きを進める。

第2子以降を妊娠しているケース

 郵送されたハガキからふく育ポイントを取得後に、ハガキに記載のQRコードから申請できる。また以下のリンクからも申請フォームに進むことができる。内容に不備がなければ、ふくアプリにふく育ポイント1人当たり1500ポイントが追加で付与される。申請期限は2024年2月15日まで。

⇒【申請フォーム】第2子以降を妊娠しているケース第1子を妊娠しているケース

 現在、第1子を妊娠中の場合、2023年9月1日時点で妊娠していたケースを含め手続き用のハガキは届かず、申請して手続き用のハガキを郵送してもらう必要がある。申請後届くハガキに記載のQRコードを読み込むと、1人当たり1500ポイントが取得できる。申請期限は2024年2月15日まで。

⇒【申請フォーム】第1子以降を妊娠しているケース子育て応援ギフトも「ふくアプリ」がお得

 福井県内の市町では国の出産・子育て応援交付金を活用し「出産・子育て応援ギフト(※市町によって名称が異なる)」として5万円の給付を行っており、11月1日から県のデジタル地域通貨での受け取りが可能になった。デジタル地域通貨で受け取ると2500円上乗せされ5万2500円分が給付されるほか、抽選で県産品などのプレゼントが当たる。

 デジタル地域通貨での給付が可能なのは、2023年11月1日以降に妊娠届出を行う妊婦、または11月1日以降に出生した子どもの養育者。市町の窓口で妊娠届出または出生届出の面談の際、応援ギフトの申請で現金かデジタル地域通貨での受け取りか選ぶことができる。

⇒【詳しく】「出産・子育て応援ギフト」2500円上乗せハガキの譲渡はNG

 ふく育ポイントの手続き用ハガキを他人に譲渡した場合、トラブルの原因になる。譲渡に加え、転売や「ふくアプリ・ふくいはぴコイン事業事務局」が不適切と判断した場合はポイントが無効になる可能性がある。必ず本人が使用すること。  

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