ジャイアンツ前監督のキャプラーがマーリンズのGM補佐に就任へ

日本時間12月2日、マーリンズがゲーブ・キャプラーをGM補佐として雇用したことが明らかになった。関係者から得た情報としてMLB公式サイトなどが伝えている。キャプラーは2018~19年にフィリーズの監督を務めたあと、2020年からはジャイアンツを率いていたが、シーズン終了間際の日本時間9月30日に解任。その後はフロントオフィスでの仕事を求め、レッドソックスの編成本部長の候補にも挙がっていたが、マーリンズのピーター・ベンディックス編成本部長をサポートしていくことになった。

キャプラーはフィリーズの監督を2年間務めたあと、ジャイアンツの監督に就任し、2021年には107勝55敗の好成績を残して最優秀監督賞を受賞。2013年以降の11シーズンで唯一、ドジャースの地区優勝を阻止した監督でもある。ところが、2022年は81勝81敗と大きく後退し、今季も159試合を消化した時点で78勝81敗と低迷。2年連続でポストシーズン進出を逃した責任を取らされる形で、シーズン終了間際に解任された。

関係者によると、キャプラーはジャイアンツの監督を解任されたあと、引き続き現場で監督やコーチを務めるよりも、2014~17年にドジャースで選手育成部長を務めたように、フロントオフィスへの復帰を望んていたという。チーフ・ベースボール・オフィサーのハイム・ブルームを解任したレッドソックスの面接ではクレイグ・ブレスローに敗れたものの、キム・アングGMが退団してベンディックス編成本部長を迎えたマーリンズに拾われる形でフロントオフィス復帰が実現した。

ジャイアンツのファーハン・ザイディ編成本部長は、キャプラーの解任を決めた際、「1人の人間としてだけでなく、プロフェッショナルの観点から見ても、ゲーブ・キャプラーについてネガティブなことは1つもない。彼は在任期間中、我々のチームを高いレベルに引き上げてくれた」とコメント。「彼を解任してページをめくらなければならないというのは難しい決断だった」とキャプラーの手腕を高く評価していた。

フロントオフィスでの働きぶりを評価され、2チームで監督に起用されたキャプラーだが、これからは再びフロントオフィスの一員としてその手腕を発揮していくことになる。

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