自由契約のバウアーを巨人は獲得したいが手が出せないまさかの事情とは!?

自由契約となったバウアーの去就に注目集まる

今シーズン、19試合に先発し、10勝4敗、防御率2.76、130奪三振を記録した2020年にMLBナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたバウアーをDeNAベイスターズは11月30日に自由契約にすると発表した。

今後もDeNAベイスターズは、残留交渉は継続する方針だが、自由契約になったことで他球団との交渉が可能になった。

エースの菅野智之が不振に陥るなど、先発投手の補強は急務となっている巨人は、勝ち星を挙げられるバウアーを獲得したいと考えているが、バウアーが求める契約条件がおおきな壁となりそうだ。

バウアーは早い段階から、移籍先を決める上での優先順位のトップ3として「優勝を狙える」、「個人タイトルを狙わせてくれる」、「観客動員数」を挙げ、「球団と選手がウィンウィンであることが重要」と語っていた。

さらにバウアーには、練習中や試合直後のチーム内の映像を自由に撮って自身のYoutubeにアップできるという譲れない条件がある。DeNAベイスターズでは練習中に小型カメラを頭に装着し、自ら実況しながら配信映像を撮っていた。

最近の巨人は球団を挙げてSNSや映像事業に力を入れていて、売上を伸ばしており、バウアーだけに好き勝手やらせるわけにはいかず、巨人のバウアー獲得の大きなネックとなりそうだ。

フロントは就任1年目の阿部監督に、最低でも1人はFAで補強して戦力を整えてあげたいと躍起になっているが、大物バウアー獲りを果たし、来シーズン巨人のスタートダッシュを切る為の起爆剤を作ることができるか注目だ。

© 株式会社日本文芸社