献血×「翔んで埼玉」 埼玉と滋賀で協力者にコラボキーホルダー贈呈 大宮では予約数が通常の4倍に

映画の主要キャラクターがデザインされたコラボキーホルダー=埼玉県赤十字血液センター提供

 埼玉県赤十字血液センターは11月23日、映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」の公開に合わせ、予約した上で献血に協力した人にオリジナルコラボキーホルダーをプレゼントするキャンペーンを開始した。同じく映画の舞台となった滋賀県でも同時実施。両県でキーホルダーは計5500人に先着で配布される。

 大宮献血ルームウエストでは同日の予約が通常の約4倍の34人に達し、担当者は「キャンペーンの反響が大きい」と手ごたえを話す。

 献血は10回目という蓮田市の会社員の男性(25)は「今日は献血者が多い。それだけ県民が映画の影響を受けているのか」と待合室を見渡した。さいたま市に住む団体職員の女性(40代)は「県外出身なので、映画で盛り上がっている県民は興味深い。コラボキーホルダーを友人に見せたら話の良いネタになりそう」と話した。

 同センター献血推進課の担当者は「献血のきっかけがないという人でも行ってみようと思えるキャンペーンを準備した」と協力者増加に期待を示した。同センターによると、キャンペーンにより予約が埋まるスピードが早く、12月中にも配布が終了する可能性がある。

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