東彼杵「抱星窯」で作品展 来年のえと「辰」にちなんで作品100点

竜をあしらった花入れや器が並ぶ作品展=東彼杵町、抱星窯

 長崎県東彼東彼杵町川内郷の陶磁器工房「抱星(ほうせい)窯」で、来年のえと「辰(たつ)」にちなんだ作品展が開かれている。西洋の伝説上の生き物「ドラゴン」をイメージした花入れや、タツノオトシゴの持ち手が付いた器など約100点が並ぶ。10日まで。
 同窯を営む小玉健策さんと恭子さん夫妻は、美濃焼の産地、岐阜県多治見市で共に陶芸を学んだ。恭子さんが長崎出身である縁で39年前に東彼杵町へ移住。同町と川棚町にまたがる虚空蔵山のふもとに窯を構えた。
 作品展には普段使いの皿やカップも並んでいる。佐賀市から親子で訪れた50代の女性は「使い勝手がよく、色合いがきれいで気に入っている。自然に囲まれた場所でゆっくりできる」と話した。同窯(電0957.46.1486)。

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